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【らんらんランチ🍽収穫月】倉敷の隠れ家フレンチで味わう”26年の実り”—美星牛のほほ肉が、社長の頬をとろかした日

6月のある木曜日の午前11時過ぎ。私は「少し早めに外まわりへ」とだけ告げ、そのまま倉敷市西岡方面へと足を伸ばした…

行き先は、幹線道路から少し外れた場所にある一軒の古民家。扉の向こうから漂う、どこか品のある香りが判断力を鈍らせる。悪いのは私ではない、26年目の周年祭を祝うフレンチランチという存在そのものなのだ🍽

今回の「らんらんランチ」では、“すだち酢社長”こと竹内が季節を語る一皿に出会える倉敷の隠れ家フレンチをご紹介します。

今回のランチは、こんな人におすすめ
  • 大切な人を連れて行く、特別な昼食を探している方
  • 本格フレンチを気軽に試してみたい、フレンチ初心者の方
  • 地産地消・旬の食材にこだわった料理を味わいたい方

「らんらんランチ」では倉敷周辺のおすすめランチ店をグルメ好きのトクもりっスタッフやトクもりっライターがそれぞれの目線で紹介。ほぼ毎週金曜日に更新しています🖊

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築60年の古民家に宿る、26年分の”実り”

浜ノ茶屋北交差点から北へ15m。山陽美業の裏手に、ひっそりと佇む一軒家がある——収穫月(みのりづき)🌙

2000年に創業し、2012年から現在の場所へ移転。築60年の古民家をリフォームした隠れ家的なフレンチレストランで、倉敷出身の中原シェフとパティシエのマダムが二人三脚で歩んできた、26年の物語が詰まっている。

店名の由来は「実りある季節の食材を愉しむ」という思い。聞いた瞬間、私の”経営者センサー”が静かに鳴った⚡店名にコンセプトが宿っている店は、料理も信頼できる——これは社長の経験則である。

カウンター4席、テーブル席10席の合計14席。1日3組限定(1組6名まで)という制限が、静けさを守るための、お店の美意識をそっと物語っている。

一皿ごとに「季節」と「物語」が動く、贅沢コース

今回いただいたのは26周年祭おまかせスペシャリテ(10,000円・税込)🍽

コース構成は、アミューズ→スープ→自家製パン3種→前菜7種→魚料理→メイン→デザート→食後のドリンクと小菓子。眺めるだけで、会議資料のことなど完全に消え去る構成である。

☆アミューズ:白いとうもろこしのブランマンジェ

カクテルグラスに盛られた、ピュアホワイトのブランマンジェ。白いとうもろこし特有の”果物みたいな甘さ”が、冷たい口当たりとともにふわりとほどけ、上にはホタテとキャビアが鎮座している。

この一口で、午前中の会議が走馬灯のように……いや、どうでもよくなった

見た目の美しさだけで笑顔になれる一皿だが、食べるとその笑顔がさらに深くなる。それが恐ろしい…

☆スープ:連島産新ごぼうのヴィシソワーズ

ひと口めから”ごぼうの香り”がふわっと広がる冷製スープ。

上品、という言葉の本来の意味を、舌で教えてもらった気がした。連島産という地産地消の誇りまで一緒に飲み干してしまう。

☆自家製パン3種:マダムの手仕事

新じゃがのフォカッチャ、クルミパン、ライムギのコーヒーとかんきつ——マダム手作りの3種が登場。優しい味でつい手が伸びてしまう🥖

この時点で、すでに幸福感がピークに達しかけている♪

☆前菜:まるで絵画の7種盛り合わせ

スペイン産生ハムいちご18か月熟成、アジのベッカフィーコオレンジ、夏野菜のアヒージョ仕立てのマリネ、子羊モモ肉のロースト、ピクルス3種——7種類が一皿に!

「一皿の中に季節と物語が詰まっている」とはよく言うが、ここまで本気で詰まっていると、もう言葉が出ない、表現すら思いつかない、というやつだ。

☆魚料理:スズキとワタリガニのブイヤベース

旬のスズキ、ワタリガニ、ムール貝、枝豆——海の豪華メンバーが結集した一皿。

スズキのふっくらした身に、ワタリガニの濃厚な旨みが溶け込み、「香りだけで海を感じる」という表現が大げさでないと知る。

魚介から出た出汁のきいたスープにお替りしたパンをひたして食べると、もうここから動きたくなくなる。

☆メイン:美星牛ほほ肉のブレゼ、ブルーベリーのソース

この日の主役はこれ。美星牛のほほ肉を、ワイン・ブルーベリー・野菜の水分のみで蒸し煮したブレゼ。口を動かし続けるほほ肉は旨みとゼラチン質が豊富で、驚くほど柔らかい部位だ。

ひと口入れると——とろけた。比喩ではなく、文字通りとろけた。ブルーベリーの酸味がふわっと香り、上品さが口の中で渦を巻く。「贅沢」という言葉を使うのに、何の躊躇もいらない瞬間だった。

美星牛のほほ肉が、私のほほもとろかした。——本日、最高傑作の一文🏆

☆デザート&食後のドリンク

カラマンダリンのデザートは、みかんより木になっている期間が長く濃厚な味わいのかんきつを、冷たいヨーグルトソースに絡めた一皿。最後の最後まで、手を抜かない——その姿勢が伝わってくる。

食後のドリンクはハーブティー、紅茶、エスプレッソから選択可能。私はエスプレッソを泡立てた「マッキャート」を選んだ。ハートのカフェアートつき💕

季節を食べる。それは、静かなる贅沢である

滞在時間はゆったりとした昼のひととき。量もたっぷりで「食べた」という満足感はしっかりある。それでいて、不思議と体が重くならない。食材の鮮度と、温度・食感・季節感を丁寧に整えた調理の賜物だろう。

特筆すべきは、マダムの接客だ。「つかず離れずの絶妙な距離感」——これが最大の加点である。14席という小さなひと部屋で、存在感を出しすぎず、でも必要なときには確かにいる。

中原シェフとパティシエのマダム

家庭でゆったり食事ができるような温かい空間の中で、その接客の”匙加減”は見事の一言に尽きる。だから何度来ても心地よいのだ。

26周年おめでとうございます。「季節の食材と会話と空間を愉しむ」——そのコンセプトを、一皿ごとに体現しているお二人に、社長として深く頭を下げてご馳走さまでした。

倉敷グルメの中で”ちょっとリッチなランチ”を探しているなら、迷わずここを選んでほしい。接待にも、自分へのご褒美にも、そして”いつもより少し長い昼休み”にも☕

| 価格帯 |
・コース料理のみ(アラカルトなし)6,000円〜
・26周年祭おまかせスペシャリテ 10,000円 / 1日3組限定(1組6名まで)

✍️ この記事を書いた人

すだち酢社長 竹内👔 美味しい店を発掘して食べ歩くことが何よりの趣味で、グルメサイトのエリア大賞を受賞するほど食には妥協せず、地域の魅力的な味を追求し、心身の糧にしている。美食と経営の共通点を語らせたら止まらない、根っからのグルメ社長😋

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店舗詳細

住所 岡山県倉敷市西岡277-4
電話 086-424-6910 
営業時間 モーニング 8:00〜10:30
ランチ 11:00〜13:30(予約制)
カフェ 14:00〜16:00
ディナー 予約制 
定休日 不定休(公式HPで確認)
駐車場 6台(店舗前)
Instagram @minorizuki_moon

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