昼休みが始まる3分前。私は「ちょっと外の空気を吸ってくる」とだけ告げ、そのまま倉敷市役所方面へと消えた。悪いのは私ではない——「本格フレンチを日常価格で」というキャッチフレーズが、私の理性を丸ごと持ち去っていったのだ🍽
「フレンチ」と聞くと、どうしても少し身構えてしまう。しかし今回訪れた「レストラン スワン」は、本格的なフランス料理を肩ひじ張らずに楽しめる倉敷の人気店。ホテルで腕を磨いたシェフが手掛けるコースランチを、驚くほど良心的な価格で味わえる!
今回の「らんらんランチ」では、”すだち酢社長”こと竹内が本格フレンチを日常に溶け込ませた倉敷の実力派レストランをご紹介します。
- フレンチは敷居が高そうと感じている人
- 記念日やご褒美ランチのお店を探している人
- ちょっとリッチなランチを気軽に楽しみたい人
「らんらんランチ」では倉敷周辺のおすすめランチ店をグルメ好きのトクもりっスタッフやトクもりっライターがそれぞれの目線で紹介。ほぼ毎週金曜日に更新しています🖊
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白鳥の美しさが、一軒のフレンチを生んだ

倉敷市役所から車でわずか西へ3分。元青果市場の西に位置するその店は、「レストラン スワン」——2005年創業、2020年に現在の場所へ移転した、知る人ぞ知るカジュアルフレンチの名店だ。
店名の由来を聞いて、私の”経営者センサー”が静かに、しかし確実に反応した⚡

創業当時、倉敷美観地区で目にした白鳥の美しさに心を奪われ、その名をそのまま店に授けたという。美しさへの感動を原点に据える経営者——その姿勢が料理に宿っていないはずがない。これは社長の経験則である。

シェフは長島正太郎氏。大阪リーガロイヤルホテル、そして地元・倉敷国際ホテルでキャリアを積んだ実力派だ。「本格フレンチの味を、日常価格で届けたい」——このシェフの想いが、スワンのすべてを語っている。

一階にはオープンキッチンを眺められる18席、二階には隠れ家的な8席。どちらも貸し切り可能で、接待にも記念日にも対応できる懐の深さが、また社長心をくすぐる😊
まるで絵画から始まる、2,600円のコース
今回いただいたのは「シェフの気まぐれランチ(2,600円・税込)」🍽
前菜盛り合わせ・本日のスープ・メインディッシュ(お魚 or お肉)・パン or ライス・コーヒー or 紅茶・デザート——この構成で2,600円。冗談ではなく、本当に2,600円である。

まず目の前に現れたのが、8種類の前菜盛り合わせだ。クスクス、塩ケーキ、鶏の胸肉、豚肉バゲット、生ハム、小エビとアジ、かぼちゃのコリンキー、サラダ——一皿に8種類が整然と並ぶ様は、まるで額縁に収まった絵画である。
ひと口めのクスクスから、シェフのフランス料理への敬意が伝わってくる。生ハムのしっとりとした塩気、小エビのプリッとした弾力、かぼちゃのコリンキーのシャキシャキとした食感——それぞれが主役を張れるのに、一皿に収まるとちゃんとひとつの物語になる。

これ、前菜で終わっても満足できますけど?

続いて登場したのがヴィシソワーズ。なめらかな口当たりと、冷たさの中に感じる野菜の甘みが、口の中でスッと広がる。スープのひと口で、さっきまで頭を占領していたメールの文面が静かに消えていった——これは副作用として申告すべきだろうか💡
メインは魚と肉から選べる。今回は特別に両方をいただいた。どちらも捨てがたかったのである。

タイのポワレ・夏野菜のグリルは、皮目がパリッと香ばしく、身はふっくらとした仕上がり。タイ本来の旨みが、グリルした夏野菜のやさしい甘みに静かに受け止められている。一口かじるたびに、「あ、これはちゃんとフランス料理だ」という確信が深まる。

豚ロースのソテー・夏野菜のグリルは、クリーミーなソースが豚ロースの旨みをたっぷり引き出し、爽やかな夏野菜が余韻を添える。ジュワッとあふれる肉汁とソースの絡み——「一口で会議の空気が柔らかくなった気がする」というのは、決して誇張ではない。

次の商談、ここに連れてきたら絶対うまくいく
パンは丸パンとバゲットの2個。オリーブオイルにひたして食べると、丸パンのやさしい甘みとバゲットの香ばしさが黄金のオイルと一体になり、もうこのまま夕方まで居座りたい衝動が込み上げてくる。

締めくくりのデザートはカシスシャーベット、ガトーショコラ、夏フルーツ添え。カシスの爽やかな酸味とショコラの深みが交互に口の中で主張し、最後の一口まで笑顔が止まらない。食後のコーヒーまで含めて、全体の流れが見事に設計されている。
“カジュアル”の二文字が、垣根を取り払う

滞在中、「フレンチカジュアル風にしておりますのでお気軽に」というシェフの言葉の意味を、料理を通じてじっくりと理解した。威圧感がない。肩ひじ張らなくていい。だから逆に、食材の丁寧さや技術の確かさが、料理の中からじわじわと伝わってくる。

フレンチって、もっと気軽でよかったんだ
2,600円という価格帯は、倉敷グルメの中でも「ちょっとリッチなランチ」の入口としてこれ以上ない設定だ。商談前の景気づけに、自分へのご褒美に、あるいは大切な人との「特別でもない、でも特別な昼」に——スワンはどんな感情も、品よく受け止めてくれる。
倉敷で「本格フランス料理の文法を、日常の財布で味わいたい」なら、迷わず電話一本。一度訪れてみてほしい。肩ひじ張らずに楽しめる空間と丁寧な料理が、きっと満足度の高いランチタイムを演出してくれるはずだ🦢
すだち酢社長 竹内👔 美味しい店を発掘して食べ歩くことが何よりの趣味で、グルメサイトのエリア大賞を受賞するほど食には妥協せず、地域の魅力的な味を追求し、心身の糧にしている。美食と経営の共通点を語らせたら止まらない、根っからのグルメ社長😋
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店舗詳細
| 住所 | 岡山県倉敷市西中新田511-18 |
| 電話 | 086-434-8165 |
| 営業時間 | 昼 11:30-15:00(L.O.13:30) 夜 17:30-22:00(L.O.20:00) ※日曜は21:00まで |
| 定休日 | 月曜日 ※日曜日は不定休 |
| 駐車場 | 店舗前・第2駐車場あり(計11台ほど) |
| @n.swan2020 |
予約優先です。予約は11:30または12:30以降の時間帯で受け付けています。混雑状況によっては、予約なしで来店した場合、待ち時間が発生したり利用できない場合があります。
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